先日、配線工事を行わさせて頂いております新築現場にて、24時間換気システム「ルフロ400」の仕込み工事を行わせて頂きました。
近年、新築住宅は高気密・高断熱を重要視する建物が増えてきました。高気密という事は、建物に隙間が無く、閉め切ってしまうと空気の流れが悪くなってしまいます。そこで重要なのが計画換気。一般的には新築住宅では24時間換気の換気計算は必須になっています。つまり計画換気の出来ていない建物は建築が不可能という事になります。
24時間換気といっても多様で、大きく第一種換気と第三種換気に分類されます。
第一種換気とは、機械給気・機械排気、つまりすべてを機械でコントロールするシステムになります。「熱交換換気」という言葉を耳にした人も多いかと思いますが、それらが第一種換気に分類されます。すべて機械での換気システムでので、コストはどうしても高くなります。
第三種換気とは、自然給気・機械排気、基本的には給気は自然給気口を指定箇所に設置し、トイレ等の換気扇の風量を計算して給気と排気のバランス・空気の流れを計算していく考え方になります。ですので、計画換気で排気として計算されるトイレ等の換気扇は常に運転させておく事が基本となります。コストは第一種換気と比較すると安く抑えられます。
今回設置した「ルフロ400」は第三種換気に分類されます、上記で説明した一般的な第三種換気とは少し異なり、給気は自然給気・排気は排気ファン本体を1台設置し、各排気口へ本体からダクトをはわすといったやり方になっています。
このようなイメージですね。
計画換気が不十分だと、汚い空気が室内に留まってしまったり、埃が溜まりやすくなってしまったり、良いことはありません。
新鮮で綺麗な空気の中で生活するためにも計画換気は非常に重要な項目ですので、ご新築等お考えの方は是非参考にしてみてください。